マッチングアプリや婚活パーティ―など婚活で出会ってから付き合ったカップルは通常の出会いに比べて早く別れてると言われています。
確かに僕の友人も2人~3人と付き合っていましたが、3か月とか半年ぐらいで別れていたような気がします。
婚活している人は見切りが早いってのもあると思いますが、今回は付き合っても関係が続かずに別れてしまう原因について分析してみました!
目次
普通の出会いと婚活の出会いは全くの別物
例えば学校や職場、趣味で知り合ったような人ならまず友達として仲良くなってからデートを重ねます。
人によっては2年~3年間相手と友達状態が続いて、そこから付き合う人もそれほど珍しくはありません。
この場合だとお互いに付き合う前から良く知っている関係なので交際後も相手の気持ちを理解しやすいですし、相手のダメな部分を見てしまったとしてもそれ以上に良い部分を知っているので簡単に別れることにはなりません。
また、共通の知り合いがいることにより簡単には別れづらく、悩んだときには相談もできるのでなんだかんだで長く付き合うことができます。
一方、マッチングアプリや街コン、婚活パーティ―で知り合ったような相手の場合はもともとの関係性はゼロです。
そこから無理やり知り合って相手を恋愛対象としてありかなしかとして見て付き合いたいかどうか判断します。婚活の場合は知り合ってから交際に至るまで非常に早く、相手のことをすべて知ってから付き合うというよりは”とりあえず付き合ってみる”という流れになることも多いです。
「相手のことはまだよく知らないけど顔が好きだから」とか「デートが楽しかったから」とか表面的な部分で好きになって付き合うケースも珍しくありません。
こうやって考えてみると普通の出会いと婚活って全くの別物であることがわかると思います。
普通の出会いはまず友達になって仲良くなることが始まり。一方の婚活は最初から恋愛対象としてありかどうかを考えるところがスタートラインですからね。
婚活でカップルになると別れやすい原因
理想とのギャップに萎えるから
婚活の場合は出会ってからすぐに交際に発展するケースが多く、デートまでの回数も平均して3回で多くても5回デートすれば告白するかどうかを決めなければなりません。
告白しないとフェードアウトされるし、決断するのが迫られてしまうので付き合うまでの期間を延ばすこと自体は難しいです。
付き合ってみたら思ってもみなかった相手の欠点に気付いてしまうという壁にぶち当たります。相手の情報が少ない場合脳は勝手に自分の理想に置き換えてしまうので、その分欠点に対して幻滅しやすくなります。
これは「マスクをしていると美人・イケメンに見える」という現象に近いと思います。
理想を見ている分、そうじゃなかった時に相手への気持ちがスっと冷めてしまい別れてしまうケースも非常に多くなります。
一定数嘘をついている人がいるから
僕の友人が婚活していて付き合った女性がまさにこれに当てはまっていたそうです。
婚活って基本的に自己申告のプロフィールを用いて行われます。マッチングアプリにしても婚活パーティ―にしてもプロフィールは自己申告制。
例えば婚活パーティ―で年収を偽っていても嘘の職業を記載したとしても誰も指摘することはありません。その嘘を暴くことはかなり難しいですからね。
そうして相手のことを好きになって、付き合った後で相手のことをよく知った時に嘘に気付いてしまったら嘘をつかれていたことに幻滅してその勢いで別れてしまう人も多いです。
僕の友人の場合、最初彼女は「居酒屋で働いている」と言っていたそうですが本当は夜の店で働いていて、それを交際後に打ち明けたそうです。
問題は夜のお店で働いていたことよりも”嘘をついていた”こと。嘘は相手への信用を無くしてしまうものなのでバレないからといって嘘をつくのはリスクが高すぎるってことです。
普通の出会い方ならまず友達として仲良くなるので相手にわざわざ嘘をつく必要はないですし、信頼関係ができてから交際に発展するケースが多いのでその心配もありません。
結婚を意識しているあまり焦っているから
最近は「取りあえず恋人が欲しい」という20代のために婚活という言い方じゃなくて恋活と銘打ってパーティ―を開いていたりしますが、どっちにしても少なからず結婚に対してはみんな意識をするでしょう。
結婚への願望が強ければ強いほど無駄な時間を使うわけにはいかないですからどんんどん物事を進めていってしまう。相手への遠慮、配慮を考えずにすぐに同棲を提案したり親への挨拶をしようとしてスピード感が合わずに冷めてしまいます。
心の距離が一向に縮まらないから
これも婚活して交際に至るケースでよくある問題点です。やっぱり仲良くなったといっても友達→交際に発展するよりも相手のことを知らずに付き合ってしまうのでお互いに遠慮をしてしまいます。
会いたいけど相手がどう思っているかわからないから言い出せないとか、気を遣いすぎてデートしていても疲れてしまうとかも心の距離が縮まっていないからこそ起こる現象です。
婚活だと付き合うまでの期間が短いので表面的に仲良くなっただけで付き合ってしまうことが多く、そのせいで付き合った後も全然仲が深まらずに、最初は一緒にいて楽しいと感じていた部分も苦痛に変わってしまいます。
ある意味これをどうにかしない限りは交際してもすぐに別れに繋がってしまうので距離を縮めるのは必須テクニックなのかも。
簡単に他の異性と出会えてしまうから
もし婚活をしていなかったらよっぽどのパリピとか交友関係が広くない限り出会いの数って限られていますよね。
職場でなければ友人の紹介とか合コンを開くぐらいでしか異性と知り合えないですし、そんな簡単に次々知り合える環境って普通じゃあり得ません。
婚活をしていると通常とは違い、誰でも簡単に異性と知り合えることができてしまいます。これはメリットでもありますが、交際後は逆にデメリットにもなります。
付き合って少し相手に冷めたらマッチングアプリを再開する人もいますし、寂しくてまた出会いを求めてしまう人も意外と多いそうです。
婚活パーティ―とか結婚相談所はわざわざ会場に行って参加するのでちょっと面倒ですが、マッチングアプリは家にいながら手軽にできるが故に、ちょっと交際相手とうまくいかないとすぐに探せてしまうのはやっぱり問題点です。
昔よく言われていたのが「出会い系アプリをやって付き合っても、その相手は出会い系アプリを使って浮気する」というもの。全員がそうってわけじゃないでしょうけど、真剣交際していない人ほど「また探せばいいや」という気持ちがあるため早く別れてしまいます。
関係を長続きさせるための具体的な方法
相手の心を開かせる
婚活だと付き合っているのにお互いよそよそしかったり、なんとなく距離がある関係になってしまうことが多い。
なんでも話せる関係になれていないことが別れの原因となっている可能性が高いです。
普通の出会いならちゃんと信頼関係ができてから交際に至りますが、婚活だとそれができません。
だからこそ長く付き合っていきたいなら相手の心を開かせる必要があります。
- 自分の失敗談を語る(等身大を見せる)
- 相手に対して興味を持ち、色々と質問する
- 気遣いすぎるのをやめる
相手の心を開かせたいならまず自分が相手に心を開く必要があります。いいところを見せようと繕っているならそれをやめて自分の弱みを見せることが大切です。
また、相手が自分から話してくれないタイプならこちらから相手の根本的な部分(家族のことや過去の恋愛)について質問してあげる必要があります。
最低限の気遣いは必要ですが、気の遣いすぎは相手も同じように距離を取ってしまう原因となるので注意してください。
一緒にいて楽しくても疲れてしまう関係なら意味がありません。一緒にいて安心できる関係を築くように心がけることが大切です。
相手に干渉しすぎないようにする
簡単に言えば束縛しすぎないこと。
どこからが浮気にあたるのかは人によって価値観も違いますが、極端に恋人の遊びを制限してしまったり交友関係を狭めてしまうような行為は返って自分の首を締めます。
束縛するとその時はよくても相手は嫌悪感を抱くようになり、結果的にそのせいで浮気される羽目になることもあるので気を付けてください。
僕も学生の時に好きだった女性と付き合うことができて若干束縛してしまったせいで浮気されてしまいました。
今は逆に「そういうことにあまり干渉しすぎないようにしよう」としたおかげで気持ち的にも改善することができました。
「心配だよ」ぐらいは言ってもいいかもしれませんが、相手の行動を制限するような発言はなるべく控えるべき。
自分が思う最高の恋人を演じる
実際にできている人は少ないと思いますが、どんな恋人と付き合っていたとしても付き合った中で一番と思えるような理想の恋人を演じることを意識するのはかなり大事。
例えもしフラれることになっても、必ず相手は未練を残します。僕の場合はフラれるかもしれないという不安からなるべく最高の彼氏を演じていましたが自分が相手に優しくすることで相手も自然と優しくしてくれるようになります。
返報性の心理なのかもしれませんが、いちいち行動にメリット・デメリットとか考えないほうがいい。
まぁ理想の恋人を演じることでストレスが溜まったり、疲れてしまうのでできる範囲でいいと思います。
「荷物をもってあげる」とか「料理を作る」とかちょっとしたことをコツコツ積み重ねるだけでいいので。
無理しない頻度で定期的に会うこと
会う頻度って多くても少なくてもダメなんですよね。
例えば最初はラブラブなので会える日はどんどん会おうとするカップルがいますが、これって少しでも気持ちが落ち着いてしまうと会う頻度は”最初よりも”少なくなってしまいます。
そうなると恋人は「あれ?もしかして冷めたんじゃないの?」と悲観的になってしまうわけです。
また、高頻度でずっと会っているとそのうち飽きが来てしまいます。同じタイミングで「会う頻度は減らそう」となればいいですが、だいたいこういうのって片方は会いたくて片方はちょっと会う頻度減らしたいと思うようになるのが難しいところです。
「もっと会いたいな」と思えるような頻度で会うのがおすすめです。例えるなら吐きそうになるぐらい食べるのではなく腹八分目で抑えるようなイメージ。
気軽なLINEを心掛ける
毎日やり取りするカップルもいれば、会う直前だけ連絡を取る人もいるので個人の価値観ではありますが、毎日長文LINEのやり取りをするのは一番NG。
これも最初は良くてもだんだん面倒になってしまう典型なので、理想としては気軽に一言二言でやり取りできるようなものにすべきです。
いちいち「既読ついたのに返信こない」とか不安になるとそれが破局への道になってしまうのでもう少しラフなやり取りを心掛けるべきです。
僕の場合は既読しても他のことをやっていて後から返信することが多々あるので、あらかじめそういうタイプであることを彼女には伝えています。
「返せるときに返せばよくない?」という関係がやっぱり理想だと思います。
無理しないこと、無理させないこと。これが重要。
まとめ
婚活の出会いとなると付き合っても「お互いのことをまだよくわかっていない」関係になりがちです。
僕の友人は相手を尊重しすぎて大切にしすぎるあまり、付き合っているのに距離が縮まらずに数か月で別れてしまっていることが多いので、やっぱり距離感は重要だと思います。
優しい人というのは確かに好かれますが、相手の心に踏み込んで腹を割って話せるようなお互い信頼し合える関係は長く続きますよ。